三ツ池公園のアメリカザリガニが急繁殖~水辺クラブ

5月20日、県立三ツ池公園で外来行防除活動が行われました。今年度の活動は4月15日よりスタートし、今回は今年度3回目の活動です。 三ツ池公園を活用する会「水辺クラブ」(代表 天野隆雄さん)では三ツ池公園と共同で、2006年より月2回のペースで、ブラックバスとブルーギルといった特定外来生物を来園者が釣り上げる活動を行っている。 この日の参加者は 583名。天野代表は「危機的な状況にもかかわらず、大勢の参加者に恵まれ奮闘している状態です。」と話している。

子どもたちに「生き物を移動しないで」と訴える

アメリカザリガニが急繁殖~三ツ池公園外来魚防除活動のイメージ1

水辺クラブでは在来生物を保護する大切さを子どもたちに伝える活動にも取り組まれています。


 この日は、上の池に、ザリガニ釣の親子の姿が多く見られました。


家で飼えなくなると近くの川や池に放してしまいがちですが、その行動が生態系を大きく変えてしまい、もとに戻すのは大変困難である。絶対に生きものを移動させないでと訴えました。


 団体参加した「横浜きた・おやこ劇場」お母さんのお話では、子どもたちはトンボがいなくなってしまうという話にとても共感していた。楽しみはやはりザリガニ釣とのこと。


写真:団体参加した「横浜きた・おやこ劇場」の皆さんに生きのも移動させないで!と訴える天野代表

ザリガニが急繁殖

メリカザリガニの4月、5月の捕獲数は昨年度捕獲数をすでに上回っています。


池の水を抜き底にたまった泥をさらい、外来魚を一掃する大がかりな作業である、かい堀りを2008年2月に上の池、2011年2月に中の池、2012年1月に下の池で行っている。成果があってブラックバス、ブルーギルは激減したが、アメリカザリガニやウシガエル、ミシシッピアカミミガメ等は岩の隙間に入り込み捕獲できない。そのため、ブラックバス、ブルーギルの餌になっていたアメリカザリガニ、が急増している。  

アメリカザリガニはヤゴを餌にし、すでに上の池では以前から見られたイトトンボなどがほとんど見られなくなっています。

諦めてしまっては状況が悪くなる一方です。市民が出来ることから無理なく進めるしかありません。

関連リンク

●神奈川県立三ツ池公園
http://www.kanagawaparks.com/mitsuike/ 


●横浜きた・おやこ劇場は、年5回さまざまなジャンルのすぐれた生の舞台をおやこで 一緒に観て楽しんだり、キャンプやあそび、ワークショップなど、 いろいろな活動を通して いろいろな人とつながりながら、親も子も育ち合える会です。
 http://homepage1.nifty.com/kids-arts-yokohama/

 
 
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