入江川の源流を探して歩く!大口からめがね橋へ、ウエスタンウォーキング体験記

入江川~めがね橋
めがね橋付近 源流 湧き水を見つけました

今回は、昔の川の流れや源流、支流の跡をたどるウォーキングに初めて参加してきました。

テーマは、入江川の源流を探すこと。かつては山からの湧き水が流れていた入江川ですが、都市化によって湧水が減り、現在の入江川せせらぎ緑道には下水処理水が流れています。

大口からめがね橋までの間にある名所や歴史的な場所も、あわせてめぐりました。

スタートはJR大口駅です。

ウエスタンウォーキングについて

主催は、つくの商店街にあるパソコン教室「キュリオステーション」の代表、鎌田裕二先生です。

始まりは12年ほど前。鎌田先生の音楽仲間や元会社の同僚、高校時代の恩師などを中心に、「ひたすら歩き、実際に見て、体感する」ことを大切に続けてきました。

当初はウエスタンスタイルの服装が定番でしたが、現在は自由な服装で参加できます。

ウォーキングのテーマは「水」。源流を探り、川沿いを歩きながら、周辺の暮らしや地域の歴史を体感します。水の流れをたどることで、その土地の生活も見えてくるのです。

コースは、日帰りで行ける横浜・神奈川・東京が中心。発足した12年前は6時間以上歩くこともあったそうですが、現在は3~4時間ほどのコースが中心になっています。鶴見区内はほとんど歩きつくしたと話しています。

今回の参考書は、鶴見区在住のサトウマコト氏の著書『第二京浜国道と鶴見めがね橋物語』。さらに、収集された江戸時代の地図も参考にしました。

鎌田先生による入念な下調べに、子どものころの記憶も交えた解説。地域を深く知ることができる、興味深いウォーキングでした。

まさに「百聞は一見にしかず」。実際に歩くことで、地図や資料だけではわからない地域の姿を知ることができました。

入江川~めがね橋
入江川~めがね橋 ウエスタンウォーキングの主催者・鎌田先生
めがね橋物語
参考書『第二京浜国道と鶴見めがね橋物語』/サトウマコト著

ルート

大口駅西口をスタートし、入江川の流れや支流の跡をたどりながら、めがね橋(響橋)を目指します。

  • 入江踏切
  • 入江川沿い(大入橋・はぜ橋・神滝橋・神入橋・こぶな橋・神尾橋・学校下橋)
  • 入江川せせらぎ緑道
  • 子安農園
  • 建功寺
  • 馬場方面の支流(遊水地まで)
  • 馬場の赤門
  • 馬場花木園(トイレあり)
  • 入江川本流に戻る
  • 富士スーパ
  • 宝蔵院
  • 帝国猟友射撃会場
  • 入江川の水源
  • 東寺尾・清月
  • めがね橋(響橋・国道1号線)
入江川~めがね橋
入江川~めがね橋
スタート 大口駅 西口
入江川~めがね橋
入江川
入江踏切を渡り
大入橋より
入江川~めがね橋
入江川
入江川公園
神入橋より

入江川~めがね橋
建功寺

建功寺
入江川~めがね橋 建功寺
建功寺入り口 入江川の立て札
馬場方面の支流は建功寺川とも呼ばれた
入江川~めがね橋 支流
入江川~馬場方面の支流
のるーと赤門公園
赤門
馬場花木園
馬場花木園 
入江川~めがね橋ウォーキング
源流をたどりめがね橋を目指す
入江川~めがね橋帝国猟友射撃会場
帝国猟友射撃会場跡 東寺尾6丁目 馬場4丁目
入江川~めがね橋ウォーキング
岩崎兄弟
岩崎兄弟紹介 以前は国道沿いにあった
1954年(昭和29年)に設立
映画「霧笛が俺を呼んでいる」1960年日活
出演:赤木圭一郎、吉永小百合にしっかりと映っている
入江川~めがね橋ウォーキング
岩崎兄弟
現在の岩崎兄弟商会は
裏道の
東寺尾6丁目22-7に所在

歩いて感じたこと、発見したこと

今回のテーマは、入江川の源流を探すことでした。

源流を求めてさかのぼると、停留所「宝蔵院前」(向谷交番のすぐ隣)が終点でした。入江川せせらぎ緑道はそこで終わっています。その先をたどると、現在は水がほとんど流れていない暗渠になっていました。

柵に囲まれた暗渠で、かつて川だったと思われれます。ずっと辿っていくと東寺尾6丁目 ダイハツ鶴見販売・岩崎兄弟商会付近まで確認できました。

土木事務所に確認したところ、下には下水道管が通っているとのことでした。

入江川~めがね橋ウォーキング
入江川~めがね橋ウォーキング
入江川~めがね橋ウォーキング
入江川~めがね橋ウォーキング
入江川 暗渠になっている
入江川~めがね橋
暗渠
入江川~めがね橋 暗渠

何気なく見ていた場所が、かつての川だった!

普段の生活の中で何気なく目にしていた、道路でも空き地でもない柵に囲まれた細長い土地が、実は川の跡だったとわかりました。以前から「何のための土地なのだろう?」と不思議に思っていましたが、身近な風景の中に川の名残が今も残っていることに驚くとともに、歴史を知ることで、普段は気にも留めなかった場所がまったく違って見えてきました。これが今回の大きな発見です。

昔は田んぼが広がっていた?

昔の地図を見ると、川沿いには一面に田んぼが広がっていました。「二反田」という地名が今も残っていることからも、このあたりは農業に適した土地だったのではないかと想像します。入江川流域に暮らす一人として、今の街並みからは想像しにくいものの、水田と谷戸、そして川が織りなす、支流も含めた当時の田園風景が少しずつ見えてくるようでした。

めがね橋下付近で見つけた湧き水

めがね橋付近では、いくつもの湧き水を確認できました。かつて山からの湧き水を水源としていた入江川の水の豊かさを、ほんの少し体感できたように思います。源流は鶴見区東寺尾付近にあったという説明も、実際に現地を歩いたことで納得できました。

入江川~めがね橋ウォーキング
湧き水

湧き水
入江川~めがね橋ウォーキング
湧き水

湧き水
入江川~めがね橋ウォーキング 湧き水
湧き水

身近な川でも、源流までたどってみると、これまで見えていなかった地域の歴史や暮らしが見えてきます。

いつもの街を「水の流れ」という視点で歩く。とても新鮮で、発見の多い体験でした。

※入江川
入江川は、鶴見区東寺尾付近を源流とし、西へ流れたのち、神奈川区西寺尾付近でJR横浜線と並行して南へ向きを変えます。大口通商店街の脇を通り、子安通付近で6つの派川(運河)に分かれ、最終的に横浜港へ注ぎます。川の管理延長は約2,390mです。入江川は、かつて山からの湧水を水源としていました。しかし都市化によって湧水が減り、水質も悪化しました。その後、下水道の整備で水質は改善したものの、水量の減少は続きました。そこで、清らかな水流と水辺の環境を取り戻すために作られたのが「入江川せせらぎ緑道」です。神奈川水再生センターで高度処理した下水処理水を流し、散策路や植栽が整備されており、市民の憩いの場となっています。春には桜、雨季にはアジサイなど、四季の木花も楽しめます。1998年には「蘇る水100選」として表彰されました。

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