東京ガス(株)は、NPO法人プラス・アーツと協力して、防災イベント「イザ!カエルキャラバン!in環境エネルギー館2009」を開催しました。イベントは10月17日(土)と18日(日)の2日間にわたり、東京ガス環境エネルギー館で行われました。このイベントは、東京ガス環境エネルギー館での開催は今回で4回目となり、非常に人気のあるイベントです。
「イザ!カエルキャラバン!」とは
防災を身近で楽しく学ぶイベントです。家族や友達と一緒に参加して、防災知識を身につけます。
このイベントでは、「かえっこバザール」というおもちゃの交換イベントと、ゲーム感覚の防災体験プログラムが組み合わされています。子どもたちは、遊ばなくなったおもちゃをポイントに変えたり、ゲーム感覚で「消火」「救出」「救護」などの防災活動を学ぶプログラムに参加し、ポイントを獲得することができます。そして、獲得したポイントを使って好きなおもちゃと交換したり、オークションに参加して人気のおもちゃを手に入れることができます。
「イザ!カエルキャラバン!」は、防災訓練の新しい形であり、楽しみながら防災に関する知恵や技術を学ぶことができます。防災体験プログラムは1995年 阪神淡路大震災を体験した人のインタービューをもとに作られています。
NPO法人プラス・アーツ「イザ!カエルキャラバン!」の広がり
NPO法人プラス・アーツは、神戸市の震災10年記念事業として2005年に設立されました。彼らは「イザ!カエルキャラバン!」の企画と実施を担当しており、2006年から全国展開を開始しました。その後、このイベントは海外にも広がり、インドネシアでも開催されています。今回の東京ガス(株)環境エネルギー館での開催は、「イザ!カエルキャラバン!」の54回目の実施となります。また、彼らは年間を通じて10箇所以上でキャラバンを実施しているそうです。
防災体験プログラム
ゲーム感覚あふれる「バケツリレー」や「ジャッキアップ」など「消火」「救出」「救護」などを学べる防災ワークショップです。参加するとポイントを取得して“おもちゃ”と交換することができます。その他、NPO法人救助犬訓練士協会(RDTA)の協力で救助犬の実演、阪神・淡路大震災の被害者である秦詩子さんのお話、災害時、もっとも困難といわれているトイレの対策のために、水を使わないトイレ「自動ラップ式トイレってなあに?」、阪神・淡路大震災時の経験や知識を活かし本当に役立つ普段から使えるグッズの紹介、役立つ武術を学ぶ「古武術&アウトドア流防災講座」なども開催されました。家族で一日学んで、楽しめる内容でした。
NPO法人プラス・アーツ
東京ガス・環境エネルギー館(愛称ワンダーシップ)は施設の老朽化に伴い2014年3月16日に閉鎖して一部展示をガスの科学館に移設しています。
コメント