11月1日(木)、地元に根ざした生活を大切にするコンセプト、「心を通わせるくつろぎの空間」というテーマで、地域に密着し、日常生活に寄り添う駅ビル「シァル鶴見」がオープンしました。長く不在になっていた駅ビルが、新たな姿として「シァル鶴見」として生まれ変わりました。この6階建てのビルには71の店舗が入り、5階には地元でありながら多摩美術大学環境デザイン学科の教授でもある枡野俊明さんがプロデュースした建功寺住職が手掛ける禅カフェ「坐月 一葉」もあり、屋上には枯山水の庭園も造られました。また、4月には駅に直結した立地を活かし、駅型保育園もオープン予定です。
鶴見に住んでいる方々の人生に関われるような駅ビルを目指す
建物全体が上に行くほど癒しの空間であり、落ち着ける場所、禅文化の香りが高い非日常な場所に変わってく。
最も特徴的と言えるのが和、禅の雰囲気を演出した5階から屋上までの上層部だ。
設計にあたり、地元・鶴見区にある建功寺住職で、多摩美術大学環境デザイン学科教授の枡野俊明さんが鶴見区を代表して計画段階から協力している。
これからの駅ビルに求められるものを考え、鶴見の特徴を活かしシァル の計画を考えてきた。
いままでの駅ビルは利便性を提供できれば良かった。
今後は地域の皆様と緊密に連携し、鶴見の住民の生活に深く関わる駅ビルを目指してまいります。
社会状況として、現社会を生きている方々は心のよりどころ 心をいやされるところを求ている。 都市的社会に変わり五感が感じられるような場所を欲している。 身も心も癒される場所、時間を提供できる場所を模索していきたい。 禅、日本文化を活かし、シァルの計画に散らばらせていった。
シャル鶴見文化事業協議会の設置~禅文化の発信
禅カフェ「坐月 一葉」、屋上庭園をどのように活用するかが大きな課題となっている。シャル鶴見文化事業協議会を発足し、シァル の中心的情報発信の場として 来年4月から本格的に週1~2回、座禅、法話会などを開催し、お茶、茶の湯、食育など日本の文化を体験したり身につける場として利用していく。シァル鶴見文化事業協議会には大本山総持寺、駒沢大、鶴見大などが参加予定。
シァル鶴見のシァルはスペシャルの意味
施設を運営する株式会社横浜ステーシヨンビル 荒井稔社長は「CIALの意味はスペシャルの意味。利用するすべての人にとって、特別な場所になることを願う。」と語った。
駅ビルが帰ってきた
前鶴見駅ビル「カミン」は1965年開業。 地上6階地地下1階の建物で食料品・衣類・レストラン、屋上遊園地などあり長年市民に親しまれてきました。ところが、建物の老朽化などの理由で2008年の9月に閉館し、43年の歴史にピリオドが打れた。
一方、JR「鶴見」駅東口と「京急鶴見」駅に挟まれた一帯での整備が進められてきた鶴見駅東口再開発事業により文化施設がかなり充実した。そしてこの度、長い間不在だった駅ビルが「CIAL鶴見」として新たにオープンしたことで賑わい東口駅周辺の活性化が期待できる。
荒井社長 ごあいさつ
枡野俊明(ますのしゅんみゅう) 氏
曹洞宗 徳雄山建功寺 住職
庭園デザイナー (日本造園設計 代表) 多摩美術大学 環境デザイン学科 教授
枡野俊明 + 日本造園設計
http://www.kenkohji.jp/
CIAL鶴見
JR鶴見駅直結
〒230-0051神奈川県横浜市鶴見区鶴見中央1丁目1-2
https://www.cial.co.jp/tsurumi/
お問い合わせ電話番号 045-642-5020(平日/10:00〜17:00)
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