現代では「こどもの日」として祝われる5月5日です。旧暦では午の月は5月に当たり、5月の最初の午の日を節句として祝っていたものが、後に5が重なる5月5日が「端午の節句」の日になりました。5月5日は端午の節句として定着しています。
「柏餅」や「ちまき」は、「端午の節句」に欠かせないお供物ですが、「柏餅」は関東で、「ちまき」は関西で食べられることが多いです。鶴見でも柏餅はどこの和菓子屋さんでも見かけますが、「ちまき」は探さなければなりません。
なぜ「柏餅」と「ちまき」なのか
【ちまき】
「ちまき」は奈良時代に中国から入ってきました。茅(かや)の葉や笹の葉、竹の皮
などでもち米を巻きますが、当時は“チガヤ”というイネ科の葉で包まれていました。
“チガヤ巻き”が「ちまき」となりました。
【かしわもち】
柏餅は江戸で生まれました。柏餅を包む柏は昔から神聖な木とされ、新芽が出ないと古い葉が落ちないため「子どもが生まれるまでは親は死なない」、すなわち「跡継ぎが途絶えない」「子孫繁栄」の縁起担ぎを願って、端午の節句に江戸を中心に食べられるようになりました。
その後、江戸時代に端午の節句が五節句のひとつになってから、縁起のいい柏餅が江戸の主流となって広がり、伝統を重んじる上方は「ちまき」を伝承したのです。
こうして、関東では柏餅、関西では「ちまき」を食べる傾向が幕末にほぼ定着したそうです。
鶴見の和菓子屋を訪ねる
鶴見には美味しい和菓子屋が沢山あります。探検気分で、「柏餅」と「ちまき」が並んでいるのか訪ねてみました。
盛光堂
和菓子司 盛光堂
鶴見区岸谷1-28-27
045-571-3088
営業時間:9:00~18:00
売切れ次第終了
月曜日定休
■アクセス
京急生麦駅から徒歩5分
JR鶴見駅西口 市営バス38系統又は41系統 岸谷公園下車 目の前
岸谷にある創業67年の地元に根差した和菓子屋さん。
つるみみやげにも選定されている和洋折衷のパイの和菓子「パイブリッジ」白餡と小豆餡の2種類ある「岸谷最中」など地元愛にあふれています。
柏餅もちまきもありました。
全体的に柔らかくて食べやすいです。
つるみみやげ
創業25周年のときに、地元岸谷の町と住民の皆さまのご愛顧に感謝し、この町とともに発展することを願って、最中の名前を「岸谷もなか」と改名。
平成元年の横浜ベイブリッジ開通にあたり、その名にちなんで命名した洋風和菓子
柏餅とちまき
松月堂(しょうげつどう)
美しい菊の形をした最中は、つるみみやげに選ばれています。さらに、第20回全国菓子大博覧会で全菓博覧大賞を受賞しました。昭和30年創業の松月堂はもうすぐ70周年を迎え、現在の店主は3代目です
松月堂(しょうげつどう)
神奈川県横浜市鶴見区矢向6丁目11−18
矢向駅より徒歩2分
045-571-4609
営業時間:9:00~19:00
月休(祝日のときは火休)
御菓子司 清月
鶴見名物よねまんじゅうは「お江戸日本橋」の歌にも唄われ、神奈川名産100選にも選ばれたお菓子です
御菓子司 清月
神奈川県横浜市鶴見区鶴見中央4丁目28-18
https://seigetu-yoneman.jp/
045-501-2877
JR鶴見駅東口 徒歩3分
京急鶴見駅 徒歩2分
営業時間:09:00 – 18:00
定休日:日・祝日
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください
ちまきがありました
ふくべ菓子舗
和洋折衷のお菓子があり、オリジナリティのある和菓子屋さん。鶴見愛が感じます。
「ちまき」は置いてありません。
ふくべ菓子舗
神奈川県横浜市鶴見区生麦5-9-4
045-501-5912
■駅からのアクセス
京急本線 / 花月総持寺駅 徒歩2分
JR鶴見線 / 国道駅 徒歩3分
営業時間:9時~18時
定休日:水曜日(月2回火曜日)
※ゴールデンウィーク中の定休日はお問合せ下さい
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