桜餅は、一般的に3月中旬から4月上旬にかけて食べられます。桜の花が満開の時期に食べることで、春の到来を祝うことができます。まさにシーズン突入です
ひな祭りに食べられる和菓子としても知られており、和菓子店はもちろんスーパーなどの店頭にも美しく作られた桜餅が並びます。鶴見区の和菓子屋さんの桜餅を紹介します。
伊勢屋餅菓子店（いせやもちがしてん）
関東風（長命寺）のみの販売。薄皮が厚めでしっかりしている。
ふくべ菓子舗 花月園
関東風の「長命寺」と関西風の「道明寺」の2種類、販売されています。
長命寺はこし餡、道明寺は粒あん
四季の和菓子 いいだや レアールつくの商店街
オムライスが店頭に並ぶ和菓子屋。関東風（長命寺）のみの販売。
桜餅とは？
桜餅は、日本の春を象徴する和菓子の一つで、桜の葉の塩漬けで包まれた餅菓子です。関東風の「長命寺」と関西風の「道明寺」の2種類があり、地域によって違いがあります。
関東風（長命寺）
関東風の桜餅は、小麦粉や白玉粉を水で溶いて焼いた薄皮で餡を包んだものです。見た目はクレープのようで、東京都墨田区の長命寺で生まれたことから「長命寺桜餅」と呼ばれています。もちもちとした皮の食感が特徴です。
関西風（道明寺）
関西風の桜餅は、「道明寺粉」（もち米を蒸して乾燥させ、粗く砕いたもの）を使って作られます。蒸した道明寺粉で餡を包み、粒々とした食感が特徴です。関西地方を中心に広まったため、「道明寺桜餅」と呼ばれています。
桜の葉の塩漬けは食べてもいいのか？
桜餅に巻かれている桜の葉の塩漬けは、食べても問題ありません。むしろ、桜の香りや塩気が甘い餡と絶妙に合うため、葉ごと食べる人も多いです。ただし、葉はやや硬いため、食べにくいと感じる場合は外しても大丈夫です。
なぜ桜の葉の塩漬けを巻くのか？
桜の葉を巻く理由には、以下のようなものがあります。
- 香りをつけるため
塩漬けにすることで、桜の葉の香り成分（クマリン）が引き出され、独特の桜の香りが桜餅に移ります。 - 保存性を高めるため
塩漬けの葉には防腐効果があり、餅が傷みにくくなる役割もあります。 - 見た目や季節感を出すため
桜の葉があることで、春らしさが際立ち、見た目にも美しい仕上がりになります。
まとめ
桜餅には関東風（長命寺）と関西風（道明寺）の2種類があり、それぞれ生地や食感が異なります。桜の葉の塩漬けは、香りづけや保存性の向上などの役割があり、食べても問題ありません。春の風物詩として、好みに合わせて楽しんでみてください！
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