夏になると、鶴見区内の和菓子店で見かけるようになった「葛アイス」。 くず粉ならではのもちもち食感とひんやり感が魅力で、今や夏の和菓子の新定番になりつつあります。

今回は、鶴見区内で葛アイスを販売している2つの和菓子店――生麦「菓心 雪梅庵」と「東寺尾 清月」――を食べ比べてみました。同じ「葛アイス」でも、お店ごとに個性がまったく違うのが面白いところです。
生麦「菓心 雪梅庵」|20種類から選ぶ新感覚の葛アイス
生麦にある「菓心 雪梅庵」は、日本の和菓子文化を大切にしながらも、新しい感覚のメニューにも積極的に挑戦しているお店です。


葛アイスはなんと20種類というラインナップ。定番のフレーバーはもちろん、サイダーやコーラといった意外な組み合わせまであり、選ぶ時間も楽しめます。週末にはキッチンカーでマルシェやイベント会場にも出店しているので、店舗以外で出会う機会もあるかもしれません。

お祭り割引して頂きました

今回購入したのは、いちごミルク・はちみつレモン・抹茶・キウイの4種類。おまけに梅のつゆと、フルーツ大福(みかん・ぶどう)も購入しました。フルーツ大福は季節のフルーツを使ったものが一年中楽しめる人気商品で、こちらも見逃せません。
雪梅庵の女性店主は、中国四川省出身。日本語を1年間学んだ後、国際フード製菓専門学校に入学して和菓子を学び、5年間の修業を経て2018年10月にこの店をオープンしました。全国菓子研究団体連合会主催「第11回技術競技大会」で金賞を受賞するなど、確かな技術に裏打ちされたお店です。
新しい味との出会いを楽しみたい人には、雪梅庵の葛アイスがおすすめです。


菓心 雪梅庵 店舗情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 住所 | 神奈川県横浜市鶴見区生麦5-16-5 キープラザ1F |
| アクセス | 京急本線「花月総持寺駅」から徒歩約6分 |
| 電話番号 | 045-716-8812 |
| 営業時間 | 9:00〜18:00 |
| 定休日 | 火曜日・水曜日 |
https://www.instagram.com/xuemei.xiong


東寺尾 清月|大正8年創業、無添加 素材にこだわる老舗の葛アイス
東寺尾の「清月」は大正8年(1919年)創業、100年を超える歴史を持つ鶴見の老舗和菓子・洋菓子店です。3代目代表の田中清さんはパティシエでもあり、ケーキや生チョコレートにも定評があります。お客様のリクエストに応え、毎週木・金曜には食パンの限定販売も行うなど、地域に寄り添った営業スタイルが魅力です。
看板商品のひとつが、和と洋を掛け合わせた「コーヒー大福」。純乳脂肪の生クリームと、北海道小豆・香り高いコーヒーを合わせた自家製餡を、薄くやわらかな求肥で包んだ人気商品です。
そして葛アイスは、一口食べるだけで丁寧な仕事ぶりが伝わってくる味わい。上品な一品。購入時には保冷剤も付けてくれる、細やかな心配りも嬉しいポイントです。種類は小倉抹茶・梅・柚子みかんの3種類。どれもおいしくて、いつも3種類とも買ってしまいます。




清月は大正8年創業当時からの製法を守りながら、各職人が日々菓子作りに励んでいます。主原料は国産にこだわり、保存料・着色料等の添加物は不使用。素材本来の味を大切にする、老舗ならではの姿勢が葛アイスにもしっかり表れています。
素材の味をじっくり楽しみたい人には、清月の葛アイスがおすすめです。

葛ゼリーの中に梅の甘露煮がまるごと一粒

ほうじ茶ゼリーに
柔らかく煮た黒豆・宇治抹茶のムース・あずきぜんざいを合わせた
東寺尾 清月 店舗情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 住所 | 横浜市鶴見区東寺尾6-33-17 |
| 営業時間 | 9:30〜18:00 |
| 定休日 | 火曜日(月・火連休の週あり) |


2軒の葛アイス、どっちがおすすめ?
新しい味との出会いを楽しみたいなら雪梅庵、素材の味をじっくり味わいたいなら清月。どちらも鶴見区が誇る和菓子店だからこそ、それぞれの個性が際立ちます。
| 項目 | 菓心 雪梅庵(生麦) | 東寺尾 清月 |
|---|---|---|
| 創業 | 2018年 | 大正8年(1919年) |
| コンセプト | 新感覚・バリエーション豊富 | 無添加・素材へのこだわり |
| 葛アイスの種類数 | 20種類 | 3種類(小倉抹茶・梅・柚子みかん) |
| 特徴 | サイダーやコーラなど意外な味も | 保存料・着色料不使用、丁寧な作り |
この夏は、鶴見区内をはしごして両方の葛アイスを食べ比べてみるのもおすすめです。
※葛アイス(くずバー・葛シャリ)とは
葛アイスは、葛粉を使った「溶けにくい」不思議な冷菓です。実はその歴史は浅く、1980年代に神奈川県内で誕生したとされる新しいスイーツ。和菓子の伝統素材である葛を使いながらも、比較的最近生まれたからこそ、お店ごとに自由な発想のフレーバーが楽しめるのも魅力です。半解凍のタイミングで食べると、シャリッ、もちっとした独特の食感が広がります。

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